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最上川<最上峡芭蕉ライン>

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最上川

芭蕉は庵の中で無常を嘆くより、旅で出会う景観に変わらぬ豊かさを感じるために旅に出た。最上川は古く奈良時代より舟運として栄え、その舟運は京都・大阪・江戸を支えた。江戸時代、染織や化粧用の紅花の供給が日本一となる。鎌倉時代、義経一行は船で上り、その500年後、芭蕉は船で下り、「五月雨を集めてはやし最上川」と詠う。

最上峡芭蕉ライン

〒999-6401 山形県最上郡戸沢村大字古口86-1

TEL:0233-72-2001

東博百選

花下遊楽図屏風 (カカユラクズビョウブ)
江戸時代 17世紀 東京国立博物館蔵

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山野行楽図屏風 与謝蕪村筆

6曲一双、江戸幕府の御用絵師、狩野長信(カノウナガノブ 1577-1654)の筆。 豪華な遊楽図のように、背景に金色と青緑色の金碧(キンペキ)ではなく、水墨画の技法。落ち着いた背景で匂うように浮き出たさまが優雅。室町幕府の将軍に使えた、長信の祖父、狩野元信(モトノブ 1476-1559)が、花鳥画に用いた手法を使う。 戦国時代からの動乱が収まり、江戸幕府のもと平穏な時代がくる予感。 そして、水墨で描かれたお山が見守っている、日本は、やっぱりお影様。

畿内七道

山形県立博物館

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山形県立博物館

「ここで、日本の優雅さを知る」—山形県舟形町西ノ前遺跡で、5500〜4000年前縄文時代中期の国宝、縄文の女神が発掘された。美と洗練の究極の象徴で、メイドインジャパンの原点。当館は、霞城公園のなかにある自然・人文系の7部門からなる総合博物館。国宝の土偶は、豊満でなく、故意に壊されず、女神像と推定。日本最大の45cmの長身土偶で、八頭身の姿は現代アートを思わせる。

土偶 縄文中期舟形町(西ノ前遺跡)出土

〒990-0826 山形市霞城町1番8号(霞城公園内)

TEL:023-645-1111

千夜千冊

日本の深層

日本の深層芭蕉が「閑さや岩にしみ入る」を詠んだ山形・山寺。立て岩を崇拝し、また奥の院に幼ない時になくなった子供たちを結婚した若い夫婦として描いた絵馬が納められる。これは東アジアにも見られる風習。梅原は芭蕉の旅の意図が日本の深層への旅だったと思えた。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

梅原猛
集英社文庫

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