仙洞御所
仙洞御所
当御所は寛永4(1627)年、八条宮智仁親王の甥、後水尾上皇の為、退位後に内裏から退去する御所として造営された。その庭園は綺麗さびの小堀遠州による作庭で、豊かな美しさと洗練されたシンプルさを持つ。エレガントな回遊式庭園には、北池と南池の2つの大きな池と2つの茶室。 小道が北池を周り、土橋で南北の池をつなぐ掘割を渡り、南池を周る。南池の州浜は大きさと形がほぼ同じ石でできていて、優雅な浜辺を見立てる。春には桜、藤棚、ツツジが咲き乱れ、秋には紅葉が燃立つ。石組みを始め、庭園は安定した美を誇る。 (訪れるには事前登録が必要)

〒602-8611 京都市上京区京都御苑3
TEL:075-211-1211(代)(宮内庁京都事務所)
                          
                      
      







江戸時代初期、慶長文化につづく寛永文化。沢庵、柳生宗矩、宮本武蔵、本阿弥光悦、千宗旦、小堀遠州、金森宗和。多々の才能が集う当時のサロンで、新たな型が確立される。頂点は後鳥羽院以来の和歌好きの後水尾院のサロン。やがて壮大と細心を独創的に構成する修学院離宮に結実。本書は、雅なかぶきものの遊芸文化を語る。



