阿蘇神社
阿蘇神社
阿蘇市一の宮町にある阿蘇神社は、阿蘇の山の神、神武天皇の孫、「健磐龍命(タケイワタツノミコト)」を祀る。阿蘇の山の神が、太古の湖だった阿蘇の外輪山の一部を蹴破り、鍋状の湖に貯められた水を西の熊本に流し、湖に棲む巨大なまずを退治し、人々に農耕を広め、開墾したという。その伝承に沿い阿蘇神社の参道は拝殿に向かわず、阿蘇山の高岳、中岳に向かい真っ直ぐ南に伸びる。平成28年(2016)熊本地震により甚大な被害を受け、復旧工事が進めれ、令和5年(2023)に修復される。そして豊作を祈る7月のおんだ祭りは、震災後も続いている。

〒869-2612 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
TEL:0967-22-0064









正月の朝に汲む水を若水、若水迎えとよび不老不死を願う。奈良の二月堂のお水取りも、この若水行事であり、若狭で初水を汲んで奈良まで運ぶこともまた同じ。本書はその起源は、湖南省や江西省などの中国南部の稲作民の儀礼から派生したものではないかと推論する。また鏡餅に海老や昆布、柿や橙があるのは海彦山彦にも由来。



