「横山華山展:まだいた、忘れられた天才絵師』(7/2〜8/17 ) 前期=7/2〜7/21 後期=7/23〜8/17
横山華山は、江戸時代後期に京都で活躍した絵師です。幼少の頃から曾我蕭白の絵に触れて独学し、岸駒に入門した後、呉春に私淑するなど、多くの流派の画法を身につけ、絵の幅を広げました。華山は人物画、花鳥画、山水図など幅広い画題に秀でていましたが、なかでも風俗画や祭礼図は真骨頂で、細やかな描写に目が奪われます。本展では、上下巻合わせて30mにおよぶ晩年の大作《祇園祭礼図巻》を一挙に公開するほか、曾我蕭白や弟子たちの作品も合わせた約120点で、多彩な画業を系統立てて紹介する初めての回顧展です。かつて有名だったにも関わらず、忘れ去られてしまった画家の全貌を掘り起こし、その魅力に光を当てます。