『記憶の珍味 諏訪綾子展 』(1/18〜3/22)
諏訪綾子は、本能的な無意識の感覚に訴えることのできる表現媒体として「食」を扱い、体験者に新たな問いや発見をもたらすことを追求するフードアーティストです。本展では、誰もが個人的にもっている記憶をテーマに新たな「食」の表現に取り組みます。展覧会を通じて記憶を美しくかけがえのない珍味として「あじわう」ことで、「わたし」自身をあじわう体験の創出に挑戦します。会場には、諏訪が様々な香りから調合した「記憶の珍味」を来場者が実際にあじわうことで、自身の記憶を呼び起こす体験の場が設けられます。また自然の中から生じた有機的なかたちをともなった「記憶」をあじわうためのツールが展示されます。