綾部市資料館
綾部市資料館
「古代日本の大地を最適化する」—旧石器時代と縄文時代(15,000〜2、300年前)には、由良川は氾濫を繰り返す。2000年前の弥生時代の渡来人は、河川を改善し、土地を開発し、養蚕業を始める。大地を最適化することなしに、国家は決して現われない。当館では京都府最大の円墳、5世紀半ば築造の私市円山(キサイチマルヤマ)古墳の出土品が展示される。金銅張りの矢袋、甲冑、帯金具など王の墳墓の副葬品、そして鉄製農工具が出土。被葬者は渡来系の漢氏につながる。河川整備と墳丘造営は、土砂の移動において関連する。

〒623-0005 京都府綾部市里町久田21‐20
TEL:0773-43-1366







『万葉集』巻一冒頭で、雄略は英雄であって人間であることをあらわす。実像がきわめて鮮明な日本史誕生の母型をもった最初の大王。河内王朝が大きな頂点を迎え、そして象形された日本の母型のひとつは、東アジア社会のストリームとは決して無縁ではなかった。




