本書は明治大正期の日本の命運に暗躍した稀代の怪人の回顧録である。黒田藩士を中心に1881(明治14)年に結成されたアジア主義を抱く政治団体、玄洋社。同社の茂丸たちは、大アジア構想の資金を得るために、北九州の炭鉱事業を成功させることを課題とし、三井・古河・浅野との炭坑買収劇につぎつぎと勝利していく。
杉山茂丸 書肆心水
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