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上村松園筆 大正時代 1918年 東京国立博物館蔵

焔(ほのお)
上村松園筆 大正時代 1918年 東京国立博物館蔵

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京都に生まれ美人画を描き、近代化の時代でも自らを絵師と名乗った上村松園(1875—1949)が、源氏物語の六条御息所の生霊を描いた作品。髪の端を噛んで振り返る青い顔。白地の着物に描かれた清楚な藤の花にからむ大きな蜘蛛の巣。執拗な怨念を不気味に暗示しながらも、化身となった生霊を品格を損なわずに造形化。

菩薩半跏像

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