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三千院門跡

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三千院門跡

比叡山麓の田園広がる小さな盆地、大原は古より都の貴人たちが極楽往生を求めた隠棲の里。当院は、代々親王が住職を勤めた門跡寺院。境内に毛氈を敷き詰めた様な青苔と、四季折々の風情が「生滅 (しょうめつ) 滅已 (めつい)、寂滅(じゃくめつ )為楽 (いらく )」の境地へ誘う。戦国武将の子にして茶人、金森宗和による庭(聚碧園)は、「姫宗和」の茶風に違わず柔らかき優美さに限りなし。

安寧の庭園

〒601-1242 京都市左京区大原来迎院町540

TEL:075-744-2531

東博百選

扇面(センメン)法華経冊子
平安時代 12世紀 東京国立博物館蔵

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扇面法華経冊子

扇の形の紙を冊子にし、法華経の守護神を平安貴族女性の姿にし、貴族や庶民の暮らしを描く。法華経10巻などを書き写す当作品は、この時代に慈しみ楽しまれた紙扇の絵の様式を伝える唯一の遺品。 雁皮(ガンピ)を原料として、光沢があ理、滑らかな上質の鳥の子紙(トリノコガミ)に、雲母(ウンモ、キラ)の粉を、地塗りして、薄く延ばした金・銀の切箔(キリハク)を散らす。月夜に、絵柄を透かして煌(キラメ)く。

畿内七道

源氏物語手鑑 土佐光吉筆

和泉市久保惣記念美術館

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近世は現世・浮世。しかし王朝文化は、近世勃興する町衆によって甦る。宮廷の絵師土佐派の系譜継ぐ光吉は、桃山期のスケールの大きさと装飾性をもち、堺で支持され中世の美を復刻。久保惣の見識示す本作品は、選ばれた源氏物語の場面が絵と詞それぞれ81枚が揃う折り本、冊子。手軽に平安王朝のオモカゲを味わえる作り。

〒594-1156 大阪府和泉市内田町3丁目6番12号

TEL:0725-54-0001

千夜千冊

かくれ里

かくれ里“仏教を広めるためには、神の助けを必要としたのではないだろうか。日本の神を経糸に、仏教を横糸にして織り上げたのが、いわゆる本地垂迹説。日本の自然が私に、そういうことを物語る。”吉野から美濃にひそむ邑沌が滲み出し、存分の気分になる本である。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

白洲正子
講談社文芸文庫

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