摩耶山天上寺
摩耶山天上寺
摩耶山は、頂上から八つの国が見渡せ、八州嶺(はつしゅうれい)とかつて言われた。その摩耶山に建つ当寺は積極的に遣唐使船を派遣した難波朝孝徳天皇の勅願で、インドの高僧・法道仙人が、大化2(646)年に開創した。その後、弘法大師が釈迦の生母摩耶夫人像を安置し摩耶山となる。近くの展望広場「掬星台」からは、夜にはきらめく星を、昼間には難波の宮や大阪城が背景とした生駒・紀州の山並みを見ることができる。

〒657-0105 兵庫県神戸市灘区摩耶山町2-12
TEL:078-861-2684







仏教の要訣とは、せんじつめればいかに意識をコントロールできるかという点にかかっている。仏教と密教の流れをアジアの流れに組み込み、生命の流れと意識の流れを刳り貫いて、それらの流れの重なりを空海自身の夢と描く、日本史に残すべき松岡正剛の渾身作。


