- 『国宝 春日大社のすべて』(4/14〜6/10)
- 平成30年、春日大社は奈良時代の神護景雲2年(768年)の創建以来ちょうど1250年を迎えます。本展... 続きを読む
- 『美を紡ぐ 日本美術の名品―雪舟、永徳から光琳、北斎まで―』(5/3〜6/2)
- 本展は、「日本美を守り伝える『紡ぐプロジェクト』―皇室の至宝・国宝プロジェクト―」の一環として開催す... 続きを読む
- 『旅立ちの美術』(4/10〜6/6)
- 来年、展示ギャラリーを千代田区丸の内・明治生命館内に移転するのに伴い、本展覧会を現在の世田谷区岡本か... 続きを読む






伝紀貫之筆.png)

東洋古美術を中心に年間6回の様々な企画展を開催する美術館。浮世絵版画や西洋近代美術、古地図も収蔵する。敷地内には、日本庭園・茶室と音楽ホールと創作教室を併設し、市の文化活動の拠点となっている。青磁 鳳凰耳花生, 霊泉を飲み青桐に止まるという瑞鳥が首につく。わずかに鉄分のある灰白色の磁胎に、粉青色の釉薬が厚くかかる南宋期の作品。かつて徳川将軍家、東福門院、後西天皇に伝わったことが知られる。
“仏教を広めるためには、神の助けを必要としたのではないだろうか。日本の神を経糸に、仏教を横糸にして織り上げたのが、いわゆる本地垂迹説。日本の自然が私に、そういうことを物語る。”吉野から美濃にひそむ邑沌が滲み出し、存分の気分になる本である。


