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龍潭寺

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龍潭寺

彦根城近くの当寺は、平安期から源氏に仕えた井伊家の菩提寺で、出身の三河浜名湖、小堀遠州作庭で有名な龍潭寺から江戸期に移したもの。方丈の襖絵104面は、芭蕉十哲の森川許六が描き東庭と深遠なる趣を合一する。方丈の南庭は白砂に48の石組で、観音住む南海普陀落の浄土を表す。当時彦根城とは船で往来できた。

方丈の浄土景観

〒522-0007 滋賀県彦根市古沢町1104

TEL:0749-22-2777

東博百選

利休 竹一重(イチジュウ)花入  銘園城寺(メイ オンジョウジ)松平直亮氏寄贈
安土桃山時代 天正18(1590)年 東京国立博物館蔵

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豊臣秀吉の小田原攻めに従った利休(1522-1591)が、伊豆・韮山(ニラヤマ)の竹を取り寄せ、陣中の茶会用に作る。子・小庵(ショウアン1546-1614)の土産とする。 高さ33.4cm、太さ10.6cm、真直ぐな竹。前面に花を生きる窓に、一重切れ込む簡素な花入。大津・園城寺「弁慶の引き摺り鐘」のように、表面に、ヒワレ(干割れ)がまたある。後に小庵が、竹の割れをかけて銘とする。

畿内七道

彦根城博物館

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彦根城博物館

当館は、彦根藩主井伊家に伝わる貴重な文化財や資料を紹介する。風俗図、彦根屏風は、近世初期風俗画の傑作。制作は江戸時代寛永年間(1624~44)、舞台は当時の京の遊里と推定。各人物は、屏風の形態山・谷折りを活かし、それぞれが緊密な関係でシナをつくり、計算つくしの構図。髪筋や衣装の文様の線描と色彩は精緻を極め、画中画の屏風絵は漢画の琴棋書画を見立てる。

彦根屏風

〒522-0061 滋賀県彦根市金亀町1-1

TEL:0749-22-6100

千夜千冊

木村蒹葭堂のサロン

木村蒹葭堂のサロン蒹葭堂は元文元(1737)年に大阪北堀江の酒造りと仕舞多屋を兼ねた家の生まれ。画人、博物学者であり、考証家でネットワーカー、文筆家で蔵書家で、文人墨客とサロン活動する。蒹葭堂は、産業と文化を切り離さなかった。産物と学問と芸術を分断しなかったのだ。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

中村真一郎
新潮社

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