野外博物館美郷の玄関口美郷ほたる館から徒歩約3km、文化庁の「文化的景観」に選定される当石積みがある。300年以上急峻な土地での農地確保のために積み上げられたもので、決して一朝一石では出来ず、仮に機械で積んでも300年維持管理は出来ない。ライトアップされ浮びあがる石積の姿には、目から鱗が落ちる。
〒779-3501 徳島県吉野川市美郷字大神
TEL:0833-22-2266(吉野川市商工観光課)
鎌倉時代初期の歌人藤原定家(1162-1241)の日記、『明月記』は、治承4年(1180)から嘉禎元年(1235)までの56年間に渡り、詳しく記録されている。本品は天福元年(1233)6月の記。その時定家は72歳で,正二位権中納言。1日条より29日条までの記事を収められ,定家の晩年の筆の特徴が顕著。
石川県輪島市白米町の棚田。1平方メートルにも満たない田んぼから、幾重にも斜面に小さな田んぼが積み重ねられる。しかし、土地は肥沃で農薬に頼らず谷山用水を利用し、2011年、能登の里山里海で世界農業遺産に認定される。昔から海と向きあう輪島では、舳倉島の女神と陸の男神が松明を目印に会う、火と水が織り成す輪島大祭もある。
石川県輪島市白米町
TEL:0768-34-1242 (千枚田ポケットパーク)
本書は、幕末維新の日本に滞在した外国人の感想記のみを素材にして、失われた日本の面影を案内する。「日本は貧乏であっても貧困ではなかった」、「この進歩は、ほんとうにおまえのための文明なのか」、「日本はこれまで実に幸運に恵まれていたが、今後はどれほど多くの災難に出会うかと思えば、恐ろしさに耐えない」など。
渡辺京二 葦書房
Tags : 博物館吉野徳島県美郷ほたる館高開の石積
Your email address will not be published. Required fields are marked *
Name *
Email *
Website
Comment