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南方熊楠記念館

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南方熊楠記念館

「熊楠の研究は、熊野の世界遺産登録に貢献する」—南方熊楠(1867-1941)は日本の博物学者で、先駆的な生態学者。近代、日本政府が地域の神社の合併政策を始める中、 彼は反対し、民間伝承と文化を深く結びつけている神社の森の破壊を止めようとした。彼の考えに対する支持を以って、日本の自然保護運動の始まりを導く。それが熊野古道世界遺産登録へと繋ながる。南方は、粘菌研究で熊野の山に入り、数々の新種を発見。熊野古道世界遺産登録へと繋ぐ。当館は、その業績を標本類・遺稿・遺品等で紹介する。自然原理の多くを一度に知れる必然性の因果と偶然性の縁がクロスしあう萃(すい)点があるとした南方の仏教的思想に触れられる。

萃点思想

〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町3601-1(番所山)

TEL:0739-42-2872

東博百選

明月記(めいげつき)
藤原定家筆 鎌倉時代 1233年 東京国立博物館蔵

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鎌倉時代初期の歌人藤原定家(1162-1241)の日記、『明月記』は、治承4年(1180)から嘉禎元年(1235)までの56年間に渡り、詳しく記録されている。本品は天福元年(1233)6月の記。その時定家は72歳で,正二位権中納言。1日条より29日条までの記事を収められ,定家の晩年の筆の特徴が顕著。

菩薩半跏像

畿内七道

明恵上人夢記

奈良国立博物館

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高山寺の中興開山として知られる明恵上人が、自ら見た夢を記録したもの。明恵は19歳の頃より約50年にわたって見た夢を記録しつづけた。記される夢の内容は多岐にわたるが、そこには彼のその時々の思考や行動が反映されている。本夢記は七紙より構成され、建永二年・承元三年・建暦元年、および年紀不明の部分を収める。

〒630-8213 奈良市登大路町50番地

TEL:050-5542-8600(NTTハローダイヤル)

千夜千冊

常世論

常世論日本人の原郷、祖霊が住むマザーカントリー、常世。そのイメージは、クスノキに託された。南方熊楠は、南の海からきた日本人の源流は楠神を崇めたとし、神話のスサノオはスギやクスノキで舟をつくる。本書は常世を深層意識とし、産土を例とし、他民族と共有する世界観や宇宙観を成熟させ、細部を洗練させた日本人を評価する。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

谷川健一
講談社学術文庫

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