虎伏山の空高く雄姿を誇る当城は国宝。築城は秀吉の弟秀長、後に徳川御三家の居城として家康の第十男頼宣が入城し、250年に渡る西国第一の要衝となる。城の北西麓に頼宣造営の紅葉渓庭園がある。傾斜地を活用し二段の池や滝を設け、内堀に池亭「鳶魚閣」(えんぎょかく)を配す。江戸時代、茶室等を置く庭園を城内に造るのはめずらしい。
〒640-8146 和歌山県和歌山市一番丁3番地
TEL:073-435-1044 (和歌山市 和歌山城整備企画課)
大正12(1923)年に関東大震災。明治政府のお雇い外国人、ジョサイア・コンドル(1852-1920)が設計の赤レンガ造の旧本館は被災。 旧本館にかわり、現在の本館が、渡辺仁(1887-1973)と内司寮(宮内省)設計、大林組の施工で、昭和12(1937)年竣工し、翌年開館する。 正面玄関は大階段。現代、銀行本店、裁判所他の設定で、テレビドラマやミュージックビデオでも登場する。 吹き抜けの格天井、一部は採光する屋根。大理石の手すりに、アール・デコ・スタイルの照明。大震災で被災した来館者への想いも重なる。
Tags : 和歌山城和歌山県国宝茶室
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