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高知県立歴史民俗資料館

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広がる田園にこんもりとした森の国分寺。その向こうに望む標高97mの岡豊山。戦国時代の長宗我部氏居城跡があり、南斜面下に流れる国分川、西から南へ続く湿田が見渡せる。岡豊山城跡の山の中腹に立つ高知県立歴史民俗資料館では、この城で生まれ育ち、不可能視された四国制覇目前まで迫った元親の実像を伝える坐像を展示する。
*2021年4月中旬まで改修工事のため、休館中

木造長宗我部元親坐像

〒783-0044 高知県南国市岡豊町八幡1099-1

TEL:088-862-2211

東博百選

古今和歌集巻十九断簡(ダンカン)(高野切 コウヤギレ)伝紀貫之筆
平安時代 11世紀 東京国立博物館蔵

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醍醐天皇(885-930)の命により編纂された古今和歌集。巻物の一部を切り、掛軸などに仕立て直すのが、断簡、切。その古今和歌集の最古の写本で、平安時代から名筆、古筆切(コヒツギレ)の代表作品。 洗練された美しいかな文字のつながり続くさま、連綿が見事で、切れ味の鋭い筆の線を駆使して、明るく流動する美を造形。この、しとかでうるわしい、優麗典雅(ユウレイテンガ)な書風は、平安貴族が、書道の手本とする。 もとは20巻を揃え6人の合作、寄合書(ヨリアイガキ)と考えられる「高野切」の名は、豊臣秀吉が高野山の僧、木食応其(モクジキオウゴ 1536-1608)に、その断簡を与えたことに因んでいる。

畿内七道

苔庭

土佐国分寺

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歌人紀貫之が第48代土佐国司を務めた邸宅跡近くの当寺。高浜虚子一族の句碑のある、お遍路さんを年中静寂で清涼に迎える杉苔の庭園がある。やはり天平11(739)年の詔でその国の一番よき地として選ばれた歴史を納得させる。中世に苔むす廃寺同然になっても、永禄元(1558)年、長宗我部元親が再建し歴史をつなぐ。

〒783-0053 高知県南国市国分546

TEL:088-862-0055

千夜千冊

物部氏の正体

物部氏の正体和銅3年(710)の平城京遷都以来、歴史の表舞台から消える物部氏。物部氏は、日本=やまとを建国したニギハヤヒを祖とする。ニギハヤヒは奈良の三輪の支配者で、出雲の大国主とかさなる三輪の大神オオモノヌシを信仰。本書は、物部氏の本拠地を吉備、出雲、東海、北陸に推察し、日本書紀の国作りや国譲りにも再考を促す。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

関裕二
新潮文庫

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