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埋もれた巨像

埋もれた巨像本書が語る巨像とは、藤原不比等のこと。大化の改新の中臣鎌足の次男で、天武・持統期に大宝律令と日本書紀編集の国家事業を担う。その意味は、都城・律令・正史の国家モニュメントで天皇制を確立することであった。著者は、中国風の「革命の哲学」ではない、「非革命の哲学」により、戦闘なき国譲りが創作されたと語る。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

上山春平
岩波書店

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