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新宮熊野神社

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新宮熊野神社

喜多方市にある新宮熊野神社は、天喜3(1055)年「前九年の役」で源頼義、義家親子が陸奥に赴く時、武運を祈り紀州熊野から勧請された。拝殿の長床(ながとこ)は、平安時代の寝殿造りの建物。吹き抜けで壁がない拝殿は、枝垂桜や神木である大銀杏に四季折々に飾られる。長床の裏の階段を登ると熊野三社の那智殿、新宮殿、本宮殿が姿を現す。凛とした厳粛さを感じる。

拝殿の長床

〒966-0923 福島県喜多方市慶徳町新宮字熊野2258

TEL:0241-23-0775

東博百選

樫鳥糸(カシドリイト)肩赤威(カタアカオドシ)胴丸 秋田一季氏寄贈
室町時代 15世紀 東京国立博物館蔵

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樫鳥糸肩赤威胴丸

兜は、花弁を縁取る色のように、金メッキで筋飾り、総覆輪(フクリン)の四十八間の筋鉢で、その正面の神仏の守護を得るその前立は、鍬形(クワガタ)と日輪をデザイン。 胴体を囲い、右脇で引き合わす鎧の胴丸は、黒漆を塗った小さな鉄板を、紺糸に紅染めの赤糸を、斜めに打ち込む組み糸(樫鳥)で、とじ連ねる(威)、 大袖の上段、肩の部分は、赤糸で威す。 首から襟(エリ)を守るシコロの両側が外に反理、矢の攻撃を防ぐ吹返(フキカエシ)をはじめ胸板などに、藻の文様の中に獅子や蝶を型染めした、室町時代からの図柄の正平韋(ショウヘイガワ)といわれる、なめしの染韋(ソメカワ)を用いる。 胴に、兜と袖を配する胴丸の代表的な名品。

畿内七道

南方熊楠記念館

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南方熊楠記念館

「熊楠の研究は、熊野の世界遺産登録に貢献する」—南方熊楠(1867-1941)は日本の博物学者で、先駆的な生態学者。近代、日本政府が地域の神社の合併政策を始める中、 彼は反対し、民間伝承と文化を深く結びつけている神社の森の破壊を止めようとした。彼の考えに対する支持を以って、日本の自然保護運動の始まりを導く。それが熊野古道世界遺産登録へと繋ながる。南方は、粘菌研究で熊野の山に入り、数々の新種を発見。熊野古道世界遺産登録へと繋ぐ。当館は、その業績を標本類・遺稿・遺品等で紹介する。自然原理の多くを一度に知れる必然性の因果と偶然性の縁がクロスしあう萃(すい)点があるとした南方の仏教的思想に触れられる。

萃点思想

〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町3601-1(番所山)

TEL:0739-42-2872

千夜千冊

神仏たちの秘密

神仏たちの秘密“日本では神があらわれることを、来臨とかおとづれと言います。いい言葉です。「おとづれ」はもともと「音連れ」と綴りますから、そこにさわさわっといった音だけがしたというようなニュアンスです。”日本の面影の源流を解く、松岡正剛の衝撃の日本論の第3弾。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

松岡正剛
春秋社

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