当館は、旧石器時代から縄文、弥生時代、古墳時代の考古資料を展示。当市の古墳中期丸山古墳は初期の横穴式石室に、阿蘇熔結凝灰岩製の刳り抜き式舟形石棺を埋納。瀬戸内海に大きく突き出した大串半島の西海岸に、古代海上の道の渡来文化が根付き、継続的に九州との交易や人的なつながりがあった可能性を示す。
〒769-1615 香川県観音寺市大野原町丸井313
TEL:0875-24-8123
弥生文化を特徴づける国産の青銅器。 表面に区画され、鋳出された原始の絵画。 再生や生育と関連する、シカやウミガメ、トンボや動物等が描かれ、農耕祭祀と深い関わり。同じ絵画を持つ銅鐸(兵庫県桜ヶ丘4・6号銅鐸)が存在する。 弥生時代のテーマは、再生産。
東博所蔵の伝香川県出土の銅鐸は福岡で出土の鋳型と一致し、九州から四国へ運ばれたことを示す。同じく福岡の鋳型と一致したさぬき市森広遺跡出土の弥生時代の巴形銅器(東博所蔵)は、近年東海地方でも出土。巴形銅器は魔除、敵除の意味をもち、形が薩南・琉球諸島で魔除のスイジガイ(水字貝)と似ている。また海上の道。
〒769-2321 香川県さぬき市寒川町石田東甲329番地
TEL:0879-43-6930
本書は国譲り神話を、日本列島に時代を継ぎ渡来した海人・アマの一族、アメノヒボコ集団とともに読み解く。出雲を治めたオオクニヌシ系は銅鐸を祭祀とし、新たに渡来したアメノヒボコ集団は鉄産の技能を持ち、鏡の祭祀力をもっていた。神武天皇一族と祟神天皇一族。日本の誕生にまつわる伝承は、海にはじまって大和をめざす。
千田稔 角川選書
Tags : 観音寺讃岐郷土資料館香川県
Your email address will not be published. Required fields are marked *
Name *
Email *
Website
Comment