「弥生時代にやってきた大陸スタイルに出会う」—この遺跡は、長さ500m、幅180mの大規模な集落。 弥生時代後期、1〜3世紀に発展。大陸スタイルの大規模な農耕は、石の斧と鉄器を使用し、大陸と半島の渡来民が参加した。資料館は、出土した大量の土器やタコツボのほか、青銅鏡片を紹介し、農業と漁業を通じて生活が安定し、やがて古代国家へ移行する流れを伝える。
〒675-0142 兵庫県加古郡播磨町大中
TEL:079-435-5000 (播磨町郷土資料館)
半筒形の茶碗は天正年間(1573-1592)後半に流行する。 柔らかいモグサの土を使い、真円でなく、高低がつく茶碗の口縁、少し張りのある胴。胴を載せる台、高台(コウダイ)の裏側は、粘土を貼り付けた無雑作な、シイタケの裏のような表現の椎茸高台。 鉄を含む鉱物を砕き塗り、筆で絵を描き、白いユウヤクをかけて焼く。 白い茶碗に、鮮やかな緋色(ヒイロ)の鉄絵。 温もりと振動のイマジネーション。
姫路で生まれた和辻哲郎の原点に迫る文学館。高さ7m、長さ60mの半円形壁面上に資料とグラフィックで、播磨の文化風土を古代~幕末を概観する絵巻物のような播磨曼荼羅。常設展示資料とともに、29歳の和辻が古寺巡礼でみせる、「鋭く繊細な直感」、「自由に飛躍する想像力」、「東西文化への意識」の原郷を辿れる。
〒670-0021 兵庫県姫路市山野井町84
TEL:079-293-8228
『万葉集』巻一冒頭で、雄略は英雄であって人間であることをあらわす。実像がきわめて鮮明な日本史誕生の母型をもった最初の大王。河内王朝が大きな頂点を迎え、そして象形された日本の母型のひとつは、東アジア社会のストリームとは決して無縁ではなかった。
岡田英弘 ちくま文庫
Tags : 兵庫県大中遺跡公園郷土資料館
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