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成法寺

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成法寺

仏都会津の開祖、徳一が道場とした、奥会津只見町の霊場、仏地山の成法寺。当寺に安置される聖観音坐像。高さ77cmヒノキ寄木造で彩色玉眼の金泥塗、鎌倉初期彫刻を基調に、衣文様に宋風の影響。当像は、応朝元(1311)年栃木・真岡長沼庄の鎌倉幕府御家人長沼一族の皆川宗景に造像される。只見地方の仏教文化を象徴する。

聖観音坐像(人肌観音)

〒968-0603 福島県南会津郡只見町大字梁取字御東1747

TEL:0241-86-2503

東博百選

樫鳥糸(カシドリイト)肩赤威(カタアカオドシ)胴丸 秋田一季氏寄贈
室町時代 15世紀 東京国立博物館蔵

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樫鳥糸肩赤威胴丸

兜は、花弁を縁取る色のように、金メッキで筋飾り、総覆輪(フクリン)の四十八間の筋鉢で、その正面の神仏の守護を得るその前立は、鍬形(クワガタ)と日輪をデザイン。 胴体を囲い、右脇で引き合わす鎧の胴丸は、黒漆を塗った小さな鉄板を、紺糸に紅染めの赤糸を、斜めに打ち込む組み糸(樫鳥)で、とじ連ねる(威)、 大袖の上段、肩の部分は、赤糸で威す。 首から襟(エリ)を守るシコロの両側が外に反理、矢の攻撃を防ぐ吹返(フキカエシ)をはじめ胸板などに、藻の文様の中に獅子や蝶を型染めした、室町時代からの図柄の正平韋(ショウヘイガワ)といわれる、なめしの染韋(ソメカワ)を用いる。 胴に、兜と袖を配する胴丸の代表的な名品。

畿内七道

鶴岡八幡宮

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鶴岡八幡宮

源頼朝は、鶴岡八幡宮を武家の精神の拠り所として、国家鎮護の神として祀った。徳川幕府の原型は、鎌倉にある。由比郷鶴岡から現在の地に移された当宮の参道は、若宮大路と呼ばれ、鎌倉の中心をほぼ南北に貫き、京の朱雀大路を模して造られた。鎌倉文化は京を意識するが、公家社会文化とは異なり、仏教や美術も武士や庶民に分かりやすい素朴で質実なものが好まれた。中国・宋や元の禅文化の影響もある。

参道

〒248-8858 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31

TEL:0467-22-0315

千夜千冊

風景の思想とモラル

風景の思想とモラル英国ビクトリア朝の賢人ラスキンが言い残したこと、“目から鱗が落ちる感動を引き起こす無垢の源泉をできるだけ保存せよ”と。文明における現代の危機に当たって、先人の習慣・習性の健全は変革と、それの心なき放棄とは区別され、その努力は偉大である、と。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

ジョン・ラスキン
法藏館

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