若狭小浜は古来より渡来文化・技術で繁栄。若狭一の宮、若狭彦神社は、若狭彦神社(祭神は彦火火出見尊、山幸彦)と若狭姫神社(祭神は豊玉姫命)からなる。和銅7(714)年、遠敷川鵜の瀬、清流の地「白石」に二神が降臨したと伝わる。神社の紋は宝珠に波で、彦火火出見尊が龍宮で手に入れた潮を自在に操る玉に由来。海幸彦・山幸彦の神話にかさなる。
〒917-0243 福井県小浜市竜前28-7
TEL:0770-56-1116
醍醐天皇により延長5年(927)に全50巻が完成した日本の有職故実、平安時代の法典、『延喜式』。本巻は摂関家の九条家に伝来した平安後期の写本である。このうち23巻分の紙背(裏面)には、典籍や記録の切れ切れになって残っている文章、断簡が見られる。現代、デジタル解析等で伝来する希少な文章が明らかになる。
盧舎那はいたるところに光を照らすを意味し、華厳経で宇宙仏とされる。空海の曼荼羅はこの宇宙仏を根本とする。大仏殿は、治承4(1181)年平家の南都焼討の消失後、重源が宋様式を取り入れた合理的な構造、豪放な大仏様で復興。再建参加の職人たちが和様入れた細い柱、低めの天井、穏やかな空間の折衷様を各地で建造。
〒630-8587 奈良市雑司町406-1
TEL:0742-22-5511
正月の朝に汲む水を若水、若水迎えとよび不老不死を願う。奈良の二月堂のお水取りも、この若水行事であり、若狭で初水を汲んで奈良まで運ぶこともまた同じ。本書はその起源は、湖南省や江西省などの中国南部の稲作民の儀礼から派生したものではないかと推論する。また鏡餅に海老や昆布、柿や橙があるのは海彦山彦にも由来。
大林太良 小学館
Tags : 福井県若狭小浜若狭彦神社
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