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植田正治写真美術館

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植田正治写真美術館

中国地方最高峰大山は別名「伯耆富士」。小爆発や侵食・崩落で形成した長さ2kmの屏風型岩肌の北壁は荒々しく男性的。奈良期「出雲国風土記」に大神岳や火神岳と記され崇敬された。植田は鳥取生まれの世界的写真家。生地・境港市を離れず、山陰の空・地平線・砂丘を背景に、被写体をオブジェのように配置した演出を確立した。出雲国風土記と同じく、出雲地方の風土をアートで体感できる。

大山と植田正治写真美術館

〒689-4107 鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3

TEL:0859-39-8000

東博百選

黒田清輝 「湖畔」
明治30(1897)年 東京国立博物館蔵 樺山愛輔氏寄贈

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明治時代に洋画壇をリードした黒田が、箱根・芦ノ湖でのちに妻となる女性、金田種子(当時23歳)を、異国的な雰囲気を醸し出すモデルとする。 パリで外光を描く技法を学んだ後、日本の夏の高地の湿気の空気を、淡くしなやかに描く。そして画面全体を包み込む。 1899年のパリ万博に満を持して出展した日本独自の洋画表現の作品。

畿内七道

伯耆大山の春 小林和作

米子市美術館

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小林は、浅井忠に学んだ梅原龍三郎に指導を受け、スケッチに日本各地の海や山を旅した風景洋画家。当作品は、長く厳しい冬から生き物全てが目覚める春の風景を、ナイフでざっくり混ぜた絵具を素早い筆致でかさね、光や大気の動きを捉える。天地豊麗の作品。当館は、郷土ゆかりの芸術家や豊かな風土を描く1700余点を収蔵。

〒683-0822 鳥取県米子市中町12

TEL:0859-34-2424

千夜千冊

キリストと大国主

キリストと大国主出雲神話の大国主は木の俣で殺され、再生し、逃げたりする。キリストも十字架という木の俣で死と再生をする。大国主の伝承は、世界にまたがる世界樹伝説や洪水伝説や迷宮伝説が断片的にかかわる。著者は、「見えざる旅人」がたえまなくやってきた日本では、その気でめぐりめぐればキリストとも大国主とも出会えるとする。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

中西進 
文藝春秋

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