- 広大で立派な輪奐の美
- 当宮は、明治22(1889)年創建で後醍醐天皇を祭神とする。約2万7千坪の境内から西方に金剛・葛城山... 続きを読む
- 古代につながる新たなる扉
- 明日香南東に、国中(くんなか)と呼んだ大和盆地、その盆地と吉野川流域の間に広がる龍門山地。時に雲や霧... 続きを読む
当宮は、明治22(1889)年創建で後醍醐天皇を祭神とする。約2万7千坪の境内から西方に金剛・葛城山、東方に高見山を望む。本殿は後醍醐天皇が還幸を熱望した京都の方角を向き、社殿は近代神社建築を代表する総檜造。北面する流造(ながれつくり)の本殿、入母屋造の拝殿、切妻造の神門等、まさに輪奐(りんかん)の美を極める。国登録有形文化財。
〒639-3115 奈良県吉野郡吉野町吉野山3226
TEL:0746-32-3088
乳(ニュウ)は鏡の裏面(背面)のトッキ。トッキをに尾があるものは、獣の形が変形したもの。ニュウをめぐりトグロを巻く龍の長くのびた胴の上に、神像と口に棒状のものをくわえた小獣の形をレイアウト。内円に神像と神獣、外円に飛び回る鳥、走り回る獣が、デザインされる中国の神獣鏡。 その中国の鏡を模倣して作られた鏡(倣製鏡、ホウセイキョウ)。ダリュウは、ワニをモチーフにする。内円は、神像ととぐろを巻く龍が頭を共有し、外円は、僧侶の使うホッス(払子)のように変形する。 ホウセイキョウとして、デザインは精密、鋳上(イアガ)りは上々。 —2世紀末頃北部九州の銅矛(ホコ)、畿内・東海地方の銅鐸が姿を消し、群像を描いた画文帯をめぐらせ、 図像を浮彫し、細い線を使い細密な表現が特徴の画文帯神獣鏡が現れた。