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飛騨高山の古い町並

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飛騨高山の古い町並

当地は、茶人・作庭家金森宗和の金森家が高山城下を整備し、飛騨の匠・職人集団がその町並を造る。古い町並は、上町、下町の三筋からなる。軒下に用水路が流れ、出格子が連なる。天領地となってからの商人町として発展した歴史は、造り酒屋の看板に使われる、新酒の時を知らせた杉の葉を玉にした杉玉(酒林)や、町屋に残る大戸が伝える。

杉玉と大戸

岐阜県高山市

TEL:0577-32-3333(高山市役所観光課)

東博百選

志野茶碗 銘 振袖
安土桃山時代〜江戸時代 16−17世紀 東京国立博物館蔵

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志野茶碗 銘 振袖

半筒形の茶碗は天正年間(1573-1592)後半に流行する。 柔らかいモグサの土を使い、真円でなく、高低がつく茶碗の口縁、少し張りのある胴。胴を載せる台、高台(コウダイ)の裏側は、粘土を貼り付けた無雑作な、シイタケの裏のような表現の椎茸高台。 鉄を含む鉱物を砕き塗り、筆で絵を描き、白いユウヤクをかけて焼く。 白い茶碗に、鮮やかな緋色(ヒイロ)の鉄絵。 温もりと振動のイマジネーション。

畿内七道

安寧の庭園

三千院門跡

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比叡山麓の田園広がる小さな盆地、大原は古より都の貴人たちが極楽往生を求めた隠棲の里。当院は、代々親王が住職の門跡寺院。境内に敷き詰めた毛氈の様な青苔と、四季折々の風情が生滅滅己、寂滅為楽の境地へ誘う。戦国武将の子にして茶人、金森宗和による2つの庭は、「姫宗和」の茶風に違わず柔らかき優美さに限りなし。

〒601-1242 京都市左京区大原来迎院町540

TEL:075-744-2531

千夜千冊

逝きし世の面影

本書は、幕末維新の日本に滞在した外国人の感想記のみを素材にして、失われた日本の面影を案内する。「日本は貧乏であっても貧困ではなかった」、「この進歩は、ほんとうにおまえのための文明なのか」、「日本はこれまで実に幸運に恵まれていたが、今後はどれほど多くの災難に出会うかと思えば、恐ろしさに耐えない」など。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

渡辺京二
葦書房

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