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萩・堀内

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萩・堀内

萩焼は、藩の御用窯。高麗の国より李敬・李勺光兄弟を陶工師として招いて始まった。一楽二萩三唐津と呼ばれ、400年以上の伝統を誇り、現在もたくさんの窯元がある。堀内は旧萩城三の丸にあたり、萩藩祖 毛利輝元(もうりてるもと)が慶長9年(1604)に指月山の麓に4年がかりで萩城を築城し、町割をおこなったことに始まる。堀内には、藩の諸役所と、毛利一門をはじめとする大身の武家屋敷が建ち並んでいた。近世城下町の武家屋敷としての地割が今も残り、石垣や土塀越しに見える夏みかんとともに歴史的風致を形成している。

重要伝統的建造物群保存地区(堀内)

〒758-0057 山口県萩市大字堀内

TEL:0838-25-1750 (萩市観光協会)

東博百選

青磁茶碗 銘 馬蝗絆(バコウハン)三井高大寄贈
中国・南宋時代 13世紀 東京国立博物館蔵

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青磁茶碗 馬蝗絆

日本に伝わる青磁茶碗を代表する。 銘は、鎹(カスガイ)を馬の背の蝗(イナゴ)に見立て。 儒学者伊藤仁斎(ジンサイ 1627-1705)の息子、伊藤東涯(トウガイ 1670-1736)が著作した『馬蝗絆茶甌記(バコウハンサオウキ)』によると、この茶碗を所持する室町幕府8代将軍足利義政(1436-1490)が、ひび割れた茶碗の代品を中国・明に求める。しかしこれほど優れた品はもう作れないと、鉄のカスガイで修理の上、戻された名品。

青磁茶碗 馬蝗絆

畿内七道

青磁象嵌菊花文四耳壷

山口県立萩美術館・浦上記念館

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当品の黒象嵌の立菊文は非常に繊細で、太い白象嵌で上に木葉状文様、下に雷文帯が巡る。肩が張り腰をすぼめた瓶子型、広い口が付き肩に小さい四耳を持つ。12世紀、高麗朝鮮の緻密で華麗な象嵌青磁。当館は400年の歴史萩焼や関連陶芸作品を展示紹介し、萩市出身の浦上氏寄贈の浮世絵版画と東洋陶磁器をその中核とする。

〒758-0074 山口県萩市平安古586-1

TEL:0838-24-2400

千夜千冊

秀吉の野望と誤算

秀吉の野望と誤算全国の領土紛争をめぐる私戦を禁止する「惣無事(そうぶじ)」を宣言し、天皇の意向である「叡慮(えいりょ)」により領土処分権「進止」(しんし)を得たことで秀吉の国家経営システムのシナリオは頂点に達し、朝鮮出兵で瓦解。また朝鮮出兵は陶芸技術と朱子学を残す。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

笠谷和比古・黒田慶一
文英堂

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