- 「なにわ町家の歳時記」
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大阪くらしの今昔館
大阪くらしの今昔館
江戸後期から戦後の大阪の町を再現展示する当館のジオラマは秀逸である。実物大に再現された江戸時代の書店・書肆の店先には、新刊本、古本、浮世絵が並び当時の商事情がよくわかる。また当館には中井竹山に詩文を学び、木村蒹葭堂とも交流した中井藍江はじめ大坂画壇の貴重な絵画も所蔵される。

〒530-0041 大阪市北区天神橋6-4-20 住まい情報センター8F
TEL:06-6242-1170
東博百選
畿内七道
千夜千冊
Tags : 大阪くらしの今昔館







本書は、日本人にひそむ矛盾の「義理と人情」が、古代、中世になく、近世江戸期に渡来の朱子学や儒学が正統的な位置から滑り落ち、西鶴「武家義理物語」や近松の戯曲の文芸に担われて、日本化した思想であると語る。その後も泉鏡花「婦系図」や尾崎四郎「人生劇場」など文芸的なもので作り出されると。肯定したい矛盾として。


