- 花傾城道成寺 五蝶亭貞広
- 派手な衣装で難波の太夫女形として名を挙げた上方歌舞伎の名跡、二代目中村富十郎を描く作品。肉筆の浮世絵... 続きを読む
上方浮世絵館
上方浮世絵館
当館では江戸時代の大阪で制作された浮世絵を展示する。派手な衣装で難波の太夫女形として名を挙げた上方歌舞伎の名跡、二代目中村富十郎を描く作品。肉筆の浮世絵は桃山時代、上方で生まれ町衆に育まれた。一方、木版画(錦絵)は江戸の庶民に広まり上方へ押し寄せる。上方浮世絵の大半は役者絵で、写実的な線の描写で視線が強い。上方浮世絵館でその強い眼差しが実感できる。

〒542-0076 大阪市中央区難波1-6-4
TEL:06-6211-0303
東博百選
畿内七道
千夜千冊
Tags : 上方浮世絵館







本書は、日本人にひそむ矛盾の「義理と人情」が、古代、中世になく、近世江戸期に渡来の朱子学や儒学が正統的な位置から滑り落ち、西鶴「武家義理物語」や近松の戯曲の文芸に担われて、日本化した思想であると語る。その後も泉鏡花「婦系図」や尾崎四郎「人生劇場」など文芸的なもので作り出されると。肯定したい矛盾として。

