お知らせ:当サイトは2023年3月をもちまして、情報の更新及びお問い合わせ対応を休止しております。
Home 文化施設 古代の美 九州 長崎 壱岐市立一支国博物館

壱岐市立一支国博物館

iconjalgotokyo_online

壱岐市立一支国博物館

当館は国指定特別史跡・原の辻遺跡を一望する小高い丘に建つ。原の辻遺跡をはじめ、島内から出土した貴重な資料を約2000点展示。 「3世紀中国の歴史書に登場するクニ、一支国の王都」—日本を伝える最古の記録、中国の3世紀の地理・習俗書、「魏志倭人伝」。壱岐のクニの詳細な説明がある。壱岐のクニの王都、原の辻遺跡で発掘された鏡、刀、宝石の宝物遺物がここに集合する。南北17km東西15kmの壱岐島は、九州と対馬の中間の玄界灘にある。当館は大陸系の品が多い出土物を展示し、「魏志倭人伝」で唯一場所が特定される王都を紹介する。

原の辻遺跡 金銅製単鳳環頭大刀柄頭

〒811-5322 長崎県壱岐市芦辺町深江鶴亀触515-1

TEL:0920-45-2731

東博百選

鼉龍(ダリュウ)鏡 団伊能氏寄贈
古墳時代 4世紀 東京国立博物館蔵

iconjalgotokyo_online

乳(ニュウ)は鏡の裏面(背面)のトッキ。トッキをに尾があるものは、獣の形が変形したもの。ニュウをめぐりトグロを巻く龍の長くのびた胴の上に、神像と口に棒状のものをくわえた小獣の形をレイアウト。内円に神像と神獣、外円に飛び回る鳥、走り回る獣が、デザインされる中国の神獣鏡。 その中国の鏡を模倣して作られた鏡(倣製鏡、ホウセイキョウ)。ダリュウは、ワニをモチーフにする。内円は、神像ととぐろを巻く龍が頭を共有し、外円は、僧侶の使うホッス(払子)のように変形する。 ホウセイキョウとして、デザインは精密、鋳上(イアガ)りは上々。 —2世紀末頃北部九州の銅矛(ホコ)、畿内・東海地方の銅鐸が姿を消し、群像を描いた画文帯をめぐらせ、 図像を浮彫し、細い線を使い細密な表現が特徴の画文帯神獣鏡が現れた。

畿内七道

金印

福岡市博物館

iconjalgotokyo_online

当館は対外交流史を中心に展示する。目玉は「漢委奴国王」の国宝金印。弥生時代「奴(な)国」の王が中国皇帝から贈られ、中国の史書「後漢書」に記載される西暦57年「倭奴国が貢を奉じて朝賀した」という記述を裏付ける物証。金印は漢王朝が東夷南蛮の王に与えたとされる蛇の鈕を鋳造したもの。貴重な文字資料でもある。

〒814-0001 福岡市早良区百道浜3-1-1

TEL:092-845-5011

千夜千冊

境界の考古学

境界の考古学最後の氷河期が終わり、日本列島が形成されて孤立した対馬は、流れが早い朝鮮海峡と対馬海峡の2つの海峡にはさまれる。本書はその対馬の考古学調査を通じて、魏志倭人伝のころ対馬に環濠集落があり王国があったことを伝え、また後に朝鮮半島から鉄器を中継し生産し日本列島につなぎ交易していた対馬海人の姿を蘇らせる。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

俵寛司
風響社

amazonで買う

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *