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古代の森会館

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古代の森会館

標高284mの鏡山の麓、神功皇后が半島に赴く際に、戦勝祈願で鏡を奉納したと伝わる鏡神社近くにある当館。国内最古級の水耕稲作遺跡の菜畑遺跡、古墳時代初期の最古級の前方後円墳の一つの久里双水古墳をはじめ、古代を豊かに伝える唐津の主要遺跡からの出土品を展示し、魏志倭人伝の末盧国、奈良時代松浦郡の実像を伝える。

古代の森会館

〒847-0000 佐賀県唐津市鏡1826-2

TEL:0955-77-0510

東博百選

鼉龍(ダリュウ)鏡 団伊能氏寄贈
古墳時代 4世紀 東京国立博物館蔵

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乳(ニュウ)は鏡の裏面(背面)のトッキ。トッキをに尾があるものは、獣の形が変形したもの。ニュウをめぐりトグロを巻く龍の長くのびた胴の上に、神像と口に棒状のものをくわえた小獣の形をレイアウト。内円に神像と神獣、外円に飛び回る鳥、走り回る獣が、デザインされる中国の神獣鏡。 その中国の鏡を模倣して作られた鏡(倣製鏡、ホウセイキョウ)。ダリュウは、ワニをモチーフにする。内円は、神像ととぐろを巻く龍が頭を共有し、外円は、僧侶の使うホッス(払子)のように変形する。 ホウセイキョウとして、デザインは精密、鋳上(イアガ)りは上々。 —2世紀末頃北部九州の銅矛(ホコ)、畿内・東海地方の銅鐸が姿を消し、群像を描いた画文帯をめぐらせ、 図像を浮彫し、細い線を使い細密な表現が特徴の画文帯神獣鏡が現れた。

畿内七道

原の辻遺跡 貨泉

壱岐市立一支国博物館

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貨泉の二字がある円形方孔の銅銭。西暦16年中国、新の王莽(おうもう)が鋳造。長崎・壱岐の国史跡「原の辻遺跡」丘陵西側に河道や環濠、掘立柱建物や土坑が見つかる。土坑から朝鮮系無文土器が弥生土器と一緒に廃棄され、河道から瓦質土器、楽浪系の馬車具、鉄鎚、板状鉄斧、鉄鑿(てつのみ)とともに貨泉が出土する。

〒811-5322 長崎県壱岐市芦辺町深江鶴亀触515-1

TEL:0920-45-2731

千夜千冊

境界の考古学

境界の考古学最後の氷河期が終わり、日本列島が形成されて孤立した対馬は、流れが早い朝鮮海峡と対馬海峡の2つの海峡にはさまれる。本書はその対馬の考古学調査を通じて、魏志倭人伝のころ対馬に環濠集落があり王国があったことを伝え、また後に朝鮮半島から鉄器を中継し生産し日本列島につなぎ交易していた対馬海人の姿を蘇らせる。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

俵寛司
風響社

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